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お知らせ

UTLCA設立記念シンポジウムを開催しました

東京大学のLCA研究者を結集し、先端科学技術研究者とともに10部局を横断して2023年4月に設立した未来戦略LCA連携研究機構(以下、UTLCA)は、製品やサービスのライフサイクル全体の現在の環境影響を評価する従来のLCAを、未来の持続可能な社会を戦略的に構築するための「先制的LCA」に発展させることに取組んでいます。7月28日(金)、設立記念シンポジウムを武田先端知ビル武田ホールにて開催しました。会場には約80名が集まり、オンラインでは約210名が参加しました。

シンポジウムでは大久保副学長から開会の挨拶を頂き、東京大学が考えるGXのスコープとUTLCAが担う役割の重要性をお話しいただきました。環境省・堀上大臣官房審議官、経済産業省・田中大臣官房審議官、日本経済団体連合会・岩村常務理事から政策や産業界におけるLCAの取り組みやUTLCAへの大きな期待の言葉をいただき、杉山機構長からUTLCAの存在意義と今後の展開を説明いたしました。その後、UTLCAが連携する国立環境研究所・森口理事による「脱炭素・循環経済に向けたLCAへの期待と課題」と産業技術総合研究所安全科学研究部門・玄地部門長による「LCA基盤の維持・管理、開発と課題」の二つの講演が行われました。休憩をはさみ、UTLCAに参画する学内研究者8人によるパネルディスカッション「未来戦略に貢献する先制的LCA」では互いの研究に対する発見があり、今後の連携した研究活動への大きな布石となりました。最後に、本学グローバル・コモンズ・センター・石井ダイレクターから、地球規模課題解決へのUTLCAへの期待の言葉をいただき、そのための関係者の連携を呼びかけられ閉会となりました。

UTLCAは学内部局横断的に研究を推進し、また、学内の先端科学技術研究グループ、学外のLCA研究機関、企業、行政等とも連携し、成果の社会実装を目指します。

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